ふるさと納税でNFTがもらえるって本当?
どうやってもらうの?仮想通貨は必要?
気になるけど手順や仕組みが分からない!私にも買えるの?と思っている方に向けて、
ふるさと納税でNFTをもらう手順やメリット、注意点について説明していきます。
ふるさと納税って?
ふるさと納税がどのようなものか簡単にざっくりと説明します。
ふるさと納税は、実質負担2,000円の寄附を自治体にすることで、返礼品などがもらえ、さらに寄附金額に応じて一定の上限額まで税額の控除を受けられる制度です。
控除を受けられる上限額についてはシミュレーターがあるので参考にしてください。
収入が少ない方は、ふるさと納税をするメリットがない場合があるので、確認の上寄付してください。
ふるさと納税でもらえるNFTって?
どんな種類のNFTがあるの?
ふるさと納税でもらえるNFTは徐々に増加しています!
主にNFTアートが多いですが、その種類も様々です。
いくつかご紹介します。
NFT | ||||||
自治体名 | 北海道余市町 | 茨城県桜川市 | 福岡県北九州市 | 新潟県燕市 | 青森県青森市 | 神奈川県藤沢市 |
金額 | 30,000円 | 150,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 33,000円 | 10,000円 |
申込先 | ふるさと納税NFT β版 | ふるさと納税サイト | ふるさと納税サイト | ふるさと納税サイト | ふるさと納税サイト | ふるさと納税サイト |
発売日 | 2022年10月28日 | 発売中 (2023.5現在) | 発売中 (2023.5現在) | 発売中 (2023.5現在) | 発売中 (2023.5現在) | 発売中 (2023.5現在) |
北海道余市町
『NFTによる地方創生』を推進する株式会社あるやうむと、国内最大級のNFTプロジェクトCryptoNinja Partnersが、コラボした返礼品企画です。
こちらのNFTは発売が終了していますが、注目されたNFTだったので紹介しました。
NFTは仮想通貨での購入がメインだったので、日本円で入手できるのは大きな特徴でした。
茨城県桜川市
桜川の四季のイラストをNFTとして販売しています。
NFT以外の返礼品がある自治体はあまりないので、NFTの入手と共に地域の特産品が味わえるのは魅力的です。
各作品1枚限定なので、レア感がほしい方にお勧めです。
福岡県北九州市
実際に北九州市に実際にあるデザインマンホールをNFT化したものです。
「ふるさと納税マンホールNFT」はDreamingMonkeysProjectの第4段となっています。
「KURENAI」というプロジェクトの第1段では、クリエイターのblue2さんが作成した9071枚のもNFTが即日完売しています。
そんなblue2さんが描く「KURENAI」の世界観を「北九州市のふるさと納税マンホールNFT」として発表されています。
新潟県燕市
「燕三条NFT 匠の守護者」は、2019年から株式会社燕三条が販売をしていたトレーディングカード「燕三条トレカ匠の守護者」をNFT化したものです。
NFTの保有数によって、燕三条地域を訪れると受けられる特典を用意し、観光促進、関係人口増加を図り、燕三条DAOのDiscordサーバーとも連携し、地域活性化の促進を目的としています。
産学連携プロジェクトとして日本アニメ・マンガ専門学校の学生デザイナーが授業の一環として燕三条の工場(こうば)を中心としたものづくり関連企業や団体を擬人化し、キャラクターを制作してきました。その燕三条のキャラクターたちがNFT化された地元密着・地域活性化型のNFTとなっています。
ふるさとチョイス商品紹介ページより
青森県青森市
ねぶた祭のNFTコレクションです。
青森山田学園ねぶた会が運行する大型ねぶたの山車の下絵のNFTです。
NFTを保有することによる特典等は無いようですが、青森の伝統文化と言える「ねぶた祭」を遠くにいながら応援することができます。
神奈川県藤沢市
「SHONAN NFTアートコンテスト2022」で入選した作品がNFT化しています。
以下の対象施設への招待券が付いたNFTです。
「江の島エスカー、江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル、江の島岩屋」
NFTに描かれている江の島へ実際に行ってアートを感じることができます。
ふるさと納税でNFTをもらう方法
ふるさと納税でNFTを購入する手順をご紹介します。
大まかな流れは以下の通りです。
・NFTを決める
・購入する
・メタマスクのアドレスを送信する
・NFTを受け取る
…メタマスクってなに?
メタマスクとは、簡単に言うと「仮想通貨のお財布」です。
仮想通貨の売買は仮想通貨の口座があればできますが、
NFTの売買や受取送付をするには、保管しておくための「メタマスク」が必要となってきます。
ふるさと納税でNFTをもらうためには、寄付時にメタマスクのアドレスが求められることが多いので、
寄付する前にメタマスクへ登録しておきましょう。
メタマスクへの登録手順については、こちらの記事を参考にしてください。
それでは早速ふるさと納税でNFTをもらう手順について説明していきます。
NFTを選ぶ
今回は、NFTの取り扱いが豊富な「ふるさとチョイス」を例に紹介していきます。
まずはホームページから希望のNFTを検索します。
自治体を決めていない場合は検索窓に「NFT」と入力して検索します。
(希望の自治体がある場合は自治体名を入力して検索します)
一覧が表示されるので、好みのNFTを探して選びます。
購入(寄付)する
NFTが決まったら購入(寄付)します。
今回は「北九州市のデザインマンホールNFT」を例にして説明します。
まずは購入したいNFTページ内の注意事項等確認します。
備考欄に注意事項がありました。
「メタマスクのアドレスは購入(寄付)時に備考欄へ入力」とあるので、忘れずに後で入力します。
ふるさとチョイスでは、クレジットカードの登録で2ステップで寄付が完了する「ファスト寄付」がありますが、今回は初めての利用を想定して、「寄付へ進む」を選択します。
確認画面から「この自治体の申し込みへ進む」を選択します。
ログイン画面が表示されるので、以下の3つから選びます。
・ログインして寄付する
・新規会員登録して寄付する
・会員登録しないで寄付する
他サービスIDと連携して登録すると入力の手間が省けます。
会員登録が完了すると、寄付金の使い道を選択する画面が出るので、選択し「次へ進む」を押します。
寄付者情報の入力画面になるので入力し「次へ進む」を押します。
申込情報の入力(2/2)を入力します。
※北九州市の場合は備考欄へウォレットアドレスを貼り付けるように指示がありましたので、
備考欄へウォレットアドレスを貼り付けます。
※各自治体によって方法が異なりますので、注意事項をご確認ください。
※メタマスクのアドレスの貼り付け方についてはこちらの記事を参考にしてください。
入力が完了したら「確認へ進む」を押します。
確認画面をチェックし、問題なければ「お支払いへ進む」を押し、支払いを済ませます。
メタマスクのアドレス送信
例にした北九州市のNFTは購入時に備考欄へ入力でしたので、先ほど購入時の手順内でご紹介しました。
自治体によっては寄付確認後にメールでメタマスクのアドレスを送付するところもあります。
その場合はメールに書かれている指示通りに入力して返送します。
こまめにメールをチェックしておきましょう。
備考欄への入力忘れにも要注意です。
メタマスクに関しての記事はこちらにあるので参考にしてください。
NFTを受け取る
今回の北九州市のNFTは「ウォレットアドレスの確認が取れたらNFTを送付する」とあるので、確認が終わるまで、しばらく待ちましょう。
送付されてくると、メタマスク内ウォレットの「NFT」に該当のNFTが保存されます。
こちらから受け取りに行ったり、なにかにアクセスしたり…といった作業はいらないので、
メタマスクのアドレスを入力するとき、間違えないように気を付けてください。
メリット・デメリット
メリット
メリットは以下の4点です。
NFTの購入には仮想通貨が必要な場合が多いですが、ふるさと納税でNFTを入手する場合は日本円だけで完結できます。
日本円ならすぐに支払できるので購入しやすいですよね。
ふるさと納税でのNFTの購入は、NFTに興味があるけど、悩んでいる方や、煩雑な購入方法が苦手な方にお勧めな方法です。
節税もしながら、NFTも入手できるので、一石二鳥でNFTデビューできます。
特典つきのNFTであれば、行きたい自治体のNFTを事前に購入し、観光で特典を利用するのもいいですよね。
デメリット
デメリットは以下の3点です。
自治体のNFT紹介ページ内の注意事項に「転売禁止」や「1年は転売禁止」「転売はお控えください」などと書かれています。
ふるさと納税の趣旨は「寄付」です。寄付によって得た返礼品を転売するのは、この趣旨と外れるため、転売は控えてください。という自治体が多いです。
NFTを転売目的で入手したい方はふるさと納税ではなく、NFTのマーケットプレイスから入手しましょう。
ウォレットアドレスに関しては、コピーして貼り付ければ間違いがないと思いますが、
もしうっかり間違えてしまった場合はNFTの再提供はされないので「うっかり」間違えないように気を付ける必要があります。
さいごに、NFTは発行数が決められていることがほとんどです。
有名なアーティストとコラボされていたりNFT界隈で有名なものだとすぐに売り切れてしまう可能性もあります。
そのため、事前に情報をチェックして確実に欲しいNFTを入手できるようにしておきましょう。
まとめ
ふるさと納税でNFTをもらう方法についてご紹介しました。
節税しながらNFTを入手できるので、お得にNFTデビューできそうです。
この機会にもっとNFTに触れたいと思った方は、仮想通貨の口座を持っておくと便利です。
NFTを始める手順としては以下の4ステップです。
・仮想通貨の口座を開設
・仮想通貨(イーサリアム)を購入
・メタマスクへ登録
・NFTのマーケットプレイスへ登録
今回、ふるさと納税でメタマスクの登録は済んでいるので、口座開設とイーサリアムの購入をすると、いつでもNFTが購入できる準備が整います。
あとはNFTのマーケットプレイスでNFTを選んで購入するだけです。
口座の開設方法やイーサリアムの購入方法についてはこちらの記事にあるので、チェックしてください。
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